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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻6号

1994年06月発行

文献概要

今月の主題 臨床医のための栄養ガイダンス 病態別栄養管理と指導の実際

炎症性腸疾患

著者: 日比紀文1 岩男泰2 渡辺守1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部消化器内科 2東京都立大塚病院内科

ページ範囲:P.1178 - P.1179

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ポイント
●腸疾患の食事療法の基本は,腸管の安静を保ちながら必要な栄養素を補給することであり,高カロリーで消化の良い,繊維成分の少ない低残渣食とする.
●潰瘍性大腸炎では,急性期を過ぎればあまり強い食事制限は避けるべきであり,成分栄養は第一選択にはならない.
●クローン病の病態に,腸管腔からの抗原の侵入が重要な役割を果たしており,成分栄養法による治療は腸管の安静や栄養補給とともに,食事内の抗原物質や有害物質の除去が目的である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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