文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 1994 循環器薬と予後の改善
心不全治療と予後
著者: 申偉秀1 豊岡照彦1
所属機関: 1東京大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1326 - P.1328
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●心不全の病態は急性期と慢性期,または病因によって大きく異なる.
●心不全治療の最終目的は,患者のquality of lifeと生命予後を改善することにあり,血行動態のみを指標にしてはならない.
●大規模臨床試験は主に外国で発表されているが,人種による薬に対する感受性の相違を考慮すると,今後日本人についての詳細な検討が必要である.
●急性心不全のスワンーガンツカテーテルによる血行動態の測定,解釈,分類と各々の治療については別稿を参照いただきたい.
●本稿では臨床の現場で比較的経験することの多い慢性心不全の治療のうち,最近注目されている血管拡張療法とβ遮断薬療法について紹介する.
●心不全の病態は急性期と慢性期,または病因によって大きく異なる.
●心不全治療の最終目的は,患者のquality of lifeと生命予後を改善することにあり,血行動態のみを指標にしてはならない.
●大規模臨床試験は主に外国で発表されているが,人種による薬に対する感受性の相違を考慮すると,今後日本人についての詳細な検討が必要である.
●急性心不全のスワンーガンツカテーテルによる血行動態の測定,解釈,分類と各々の治療については別稿を参照いただきたい.
●本稿では臨床の現場で比較的経験することの多い慢性心不全の治療のうち,最近注目されている血管拡張療法とβ遮断薬療法について紹介する.
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