文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 1994 心不全
新しい強心薬
著者: 堀正二1 是恒之宏1
所属機関: 1大阪大学医学部第1内科
ページ範囲:P.1375 - P.1377
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●急性心不全と慢性心不全では,治療目標が異なる.
●急性心不全では心不全死の回避が第一目標となり,慢性心不全ではquality of lifeや予後の改善が重要である.したがって,強心薬の使用法についてもこの治療目標を常に念頭におきながら考える必要がある.
●ジギタリスにかわる新しい強心薬として開発された多くの薬剤は,急性には有効であっても,慢性の効果はかえって予後を悪化させることから悲観的である.
●一部の強心薬では,予後を劇的に改善することが最近明らかとなり,そのメカニズムについて現在検討がなされている.
●急性心不全と慢性心不全では,治療目標が異なる.
●急性心不全では心不全死の回避が第一目標となり,慢性心不全ではquality of lifeや予後の改善が重要である.したがって,強心薬の使用法についてもこの治療目標を常に念頭におきながら考える必要がある.
●ジギタリスにかわる新しい強心薬として開発された多くの薬剤は,急性には有効であっても,慢性の効果はかえって予後を悪化させることから悲観的である.
●一部の強心薬では,予後を劇的に改善することが最近明らかとなり,そのメカニズムについて現在検討がなされている.
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