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今月の主題 循環器薬の使い方 1994 狭心症
狭心症治療の基本
著者: 山口徹1
所属機関: 1東邦大学医学部第3内科(大橋病院)
ページ範囲:P.1379 - P.1383
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●狭心症治療の基本は,胸痛発作を抑え良好なQuality of Lifeを確保するだけでは不十分で,心筋梗塞,心臓死を予防して長期予後を改善する,コンプライアンスのよい治療でなければならない.
●適切な治療法の選択には冠動脈造影による冠動脈病変の把握が不可欠である.
●冠動脈攣縮にはカルシウム拮抗薬を選択するが,器質的冠動脈狭窄には薬物治療の効果を確認し,薬物治療抵抗性あるいは虚血領域が大きい場合はPTCAあるいは冠動脈バイパス術による血行再建を考慮する.
●不安定化した場合には抗血栓薬を追加し,期を逸しないで血行再建の要否を決定する.
●狭心症治療の基本は,胸痛発作を抑え良好なQuality of Lifeを確保するだけでは不十分で,心筋梗塞,心臓死を予防して長期予後を改善する,コンプライアンスのよい治療でなければならない.
●適切な治療法の選択には冠動脈造影による冠動脈病変の把握が不可欠である.
●冠動脈攣縮にはカルシウム拮抗薬を選択するが,器質的冠動脈狭窄には薬物治療の効果を確認し,薬物治療抵抗性あるいは虚血領域が大きい場合はPTCAあるいは冠動脈バイパス術による血行再建を考慮する.
●不安定化した場合には抗血栓薬を追加し,期を逸しないで血行再建の要否を決定する.
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