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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻7号

1994年07月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 1994 狭心症

硝酸薬の使い方

著者: 渡辺淳1 白土邦男1

所属機関: 1東北大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1391 - P.1394

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ポイント
●硝酸薬は平滑筋細胞内で一酸化窒素を遊離して血管を拡張させる.
●硝酸薬の効果は,心臓前負荷の軽減と比較的太い冠動脈拡張による.
●硝酸薬の副作用としては頭痛が最も多い.
●硝酸薬は主として肝臓で代謝される.
●硝酸薬には舌下剤,経口剤,経粘膜剤,経皮膚剤,経静脈剤などがある.
●狭心症発作の寛解には舌下剤(錠剤,スプレー)が多く用いられる.
●狭心症予防には経口または経皮・粘膜の徐放剤が使われる.
●硝酸薬を連続大量投与すると,薬剤耐性が生じ効果が減弱する.
●硝酸薬の耐性は休薬時間をおくと回復する.
●不安定狭心症に対して硝酸薬の経静脈投与が行われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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