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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻7号

1994年07月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 1994 狭心症

カルシウム拮抗薬の使い方

著者: 鈴木孝彦1 大岡陸邦1 細川博昭1

所属機関: 1国立療養所豊橋東病院循環器科

ページ範囲:P.1395 - P.1398

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ポイント
●狭心症の治療には冠動脈造影による病態把握が重要である.高度器質狭窄の場合,薬物療法には限界があり,経皮的冠動脈形成術(PTCA),冠動脈バイパス術(CABG)などの血行再建術を考慮する必要がある.
●薬物療法も,病態によって使用法が異なり,Ca拮抗薬は各種狭心症に使用されるが,特に冠攣縮狭心症に対してfirst choiceとして使用される.
●Ca拮抗薬は化学構造などによって薬理作用が異なり,それぞれの特徴をふまえて薬剤の選択を行い,副作用を最小限に抑えることが大切である.また他剤との併用の場合,薬物間の相互作用にも注意が必要である.
●新しいCa拮抗薬が開発され,特徴に応じた使用法や予後など長期的な展望に立った薬剤の選択が必要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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