文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 1994 急性心筋梗塞
t-PA,ウロキナーゼの使い方
著者: 佐藤光1 立石博信1
所属機関: 1社会保険広島市民病院循環器科
ページ範囲:P.1420 - P.1423
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●心筋梗塞の急性期に血栓溶解療法を試みるとき,組織プラスミノゲンアクチベータ(t-PA)やウロキナーゼ(UK)を用い,冠動脈造影下に血栓を認めて冠注する場合と静注する場合があり,急性心筋梗塞の急性期の有力な治療法としての地位を確立してきた.
●責任冠動脈の疎通のためには明らかにt-PAはUKよりも優れるが,再閉塞率が高いのでは,との指摘がある.
●疎通率が高く再閉塞率を少なくするためには,併用療法が望ましいとの報告があるが,わが国では用法・用量がまだ臨床的には確定されていない.
●心筋梗塞の急性期に血栓溶解療法を試みるとき,組織プラスミノゲンアクチベータ(t-PA)やウロキナーゼ(UK)を用い,冠動脈造影下に血栓を認めて冠注する場合と静注する場合があり,急性心筋梗塞の急性期の有力な治療法としての地位を確立してきた.
●責任冠動脈の疎通のためには明らかにt-PAはUKよりも優れるが,再閉塞率が高いのでは,との指摘がある.
●疎通率が高く再閉塞率を少なくするためには,併用療法が望ましいとの報告があるが,わが国では用法・用量がまだ臨床的には確定されていない.
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