文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 1994 急性心筋梗塞
カテコラミン,強心薬の使い方
著者: 樫田光夫1
所属機関: 1国立国際医療センター循環器科
ページ範囲:P.1424 - P.1426
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●急性心筋梗塞例に使用する強心薬は,主にドブタミン,ドパミン,ノルエピネフリンの3種類のカテコラミンである.
●カテコラミンの使用目的には,昇圧,心拍出量増加,利尿があり,昇圧はノルアドレナリン,心拍出量増加はドブタミン,利尿はドパミンが有用である.
●カテコラミンの副作用には,不整脈の誘発,心拍数の増加,後負荷の増大などがあり,きめ細かい管理が必要である.
●カテコラミンは低濃度から開始し,良好な血行動態が得られるまで素早く増量し,減量は慎重にゆっくり行う.
●心原性ショック例など,カテコラミン治療の限界例では,早期にIABPなどの補助循環を使用しながら再灌流療法を試みるべきである.
●急性心筋梗塞例に使用する強心薬は,主にドブタミン,ドパミン,ノルエピネフリンの3種類のカテコラミンである.
●カテコラミンの使用目的には,昇圧,心拍出量増加,利尿があり,昇圧はノルアドレナリン,心拍出量増加はドブタミン,利尿はドパミンが有用である.
●カテコラミンの副作用には,不整脈の誘発,心拍数の増加,後負荷の増大などがあり,きめ細かい管理が必要である.
●カテコラミンは低濃度から開始し,良好な血行動態が得られるまで素早く増量し,減量は慎重にゆっくり行う.
●心原性ショック例など,カテコラミン治療の限界例では,早期にIABPなどの補助循環を使用しながら再灌流療法を試みるべきである.
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