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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻7号

1994年07月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 1994 不整脈

新しい抗不整脈薬

著者: 神谷香一郎1 児玉逸雄1

所属機関: 1名古屋大学環境医学研究所循環器部門

ページ範囲:P.1468 - P.1470

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ポイント
●新しい抗不整脈薬として最近注目されているのは,Vaughan Williamsの分類における第III群抗不整脈薬である.この群に属する薬物は,活動電位持続時間の延長を介した不応期の延長作用によりリエントリー性の不整脈を抑制するとされる.
●現在,わが国で認可されている第III群抗不整脈薬はアミオダロン(アンカロン®)だけである.頻脈性不整脈の全般に対し幅広く優れた効果が認められるが,致死的な副作用が発現する場合があるので,対象は難治性の致死性不整脈に限られている.
●現在,わが国で治験中のその他の第III群抗不整脈薬としては,ソタロール,E-4031,MS-551,sematilideがあげられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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