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文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 1994 高血圧
高血圧治療薬の選択
著者: 三浦伸一郎1 荒川規矩男1
所属機関: 1福岡大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1483 - P.1485
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●降圧薬の選択にあたっては,患者の年齢,高血圧の病態,合併症などを考慮に入れることが重要である.
●患者の年齢や高血圧の病態面から:アンジオテンシン変換酵素阻害薬・Ca拮抗薬は末梢血管抵抗が増加した老年高血圧に,利尿薬は低レニン性の容量依存型高血圧に,β遮断薬は交感神経活性が亢進している若年高血圧に適する.
●合併症の面から:アンジオテンシン変換酵素阻害薬は心不全・心肥大・糖尿病・初期の腎障害に,Ca拮抗薬は労作・安静狭心症に,β遮断薬は労作狭心症・洞頻拍・心室性不整脈に,ループ系利尿薬は腎機能障害に適する.
●降圧薬の選択にあたっては,患者の年齢,高血圧の病態,合併症などを考慮に入れることが重要である.
●患者の年齢や高血圧の病態面から:アンジオテンシン変換酵素阻害薬・Ca拮抗薬は末梢血管抵抗が増加した老年高血圧に,利尿薬は低レニン性の容量依存型高血圧に,β遮断薬は交感神経活性が亢進している若年高血圧に適する.
●合併症の面から:アンジオテンシン変換酵素阻害薬は心不全・心肥大・糖尿病・初期の腎障害に,Ca拮抗薬は労作・安静狭心症に,β遮断薬は労作狭心症・洞頻拍・心室性不整脈に,ループ系利尿薬は腎機能障害に適する.
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