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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻7号

1994年07月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 1994 高脂血症

高中性脂肪血症治療薬の使い方

著者: 村上透1 山田信博2

所属機関: 1東京大学医学部第2内科 2東京大学医学部第3内科

ページ範囲:P.1515 - P.1517

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ポイント
●フィブラート製剤は,強力な中性脂肪およびVLDL低下,さらにHDL3-コレステロール分画上昇作用を有する.
●ニコチン酸は中性脂肪とともに,コレステロールおよびLp(a)低下作用,HDL上昇作用を有する.
●家族性複合型高脂血症例にフィブラート製剤およびニコチン酸製剤がともに有効であり,VLDLとともにLDLも低下する.
●HMG-CoA reductase阻害薬は高コレステロール血症に有効であるが,中性脂肪も約15〜20%低下させる.
●フィブラート製剤使用後,筋肉痛および肝酵素の一過性上昇を認めることがある.
●ニコチン酸の作用として,顔面紅潮および掻痒感を15%くらいの患者に認める.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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