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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻7号

1994年07月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 1994 心筋症

拡張型心筋症治療薬の使い方

著者: 横田慶之1 川合宏哉1 横山光宏1

所属機関: 1神戸大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1520 - P.1522

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ポイント
●拡張型心筋症には原因療法がないため,本症の合併症である心不全,不整脈,血栓・塞栓症に対する対症療法が行われる.
●心不全に対しては利尿薬,ジギタリスに加えてACE阻害薬やβ遮断薬療法を行う.
ACE阻害薬やβ遮断薬療法は本症の心症状,心機能の改善のみではなく延命効果をも期待できる.
●重症心室性不整脈に対する抗不整脈薬投与に際しては,常に催不整脈作用を念頭において,有効で,しかも副作用のない薬剤を選択すべきである.
●高度心機能低下例には,血栓・塞栓症の発生を予防するためワーファリンによる抗凝固療法を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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