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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻8号

1994年08月発行

文献概要

今月の主題 神経疾患の画像診断 画像診断のモダリティ—適応と限界

MRアンギオグラフィ

著者: 小林剛1

所属機関: 1東京都立広尾病院放射線科

ページ範囲:P.1616 - P.1618

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ポイント
●MRAは形態診断のみならず血流動態解析にも応用できる非侵襲的血管検査法である.
●MRA撮像法にはTOF法とPC法がある.動脈の形態診断には3DTOF法が最適であるが,静脈など遅い血流の描出には2DTOF法や3DPC法が適し,動態解析には2DPC法が役立つ.
●3DTOF法には狭窄性病変の検出は比較的良好であるが,乱流があると狭窄程度を正確に評価することが困難である.特に閉塞と高度狭窄との鑑別には注意を要する.
●3DTOF法による小さな脳動脈瘤の検出は非常に良好であるが,巨大脳動脈瘤の描出は不良である.
●動静脈奇形の導出静脈や静脈性奇形の描出には3DPC法や造影剤を用いた3DTOF法が適している.また,静脈胴病変の診断には2DTOF法や3DPC法が有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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