文献詳細
今月の主題 神経疾患の画像診断
虚血性脳血管病変
文献概要
ポイント
●閉塞した静脈洞,静脈が単純CTで高吸収値を示し,造影CTでは逆に造影されない低吸収域となる.
●MRIでは正常の血流による無信号(flow void)が消失し,閉塞静脈が信号輝度を示す.
●脳実質変化は還流障害による血管性浮腫であり,動脈支配域に一致しない梗塞性変化が特徴的である.出血,梗塞はしばしば両側性であり,左右対称性に見られることがある.
●血管造影は確定診断,側副血行路の把握に不可欠な検査である.
●多彩な画像所見をとり,診断に苦慮する場合が少なくない.
●閉塞した静脈洞,静脈が単純CTで高吸収値を示し,造影CTでは逆に造影されない低吸収域となる.
●MRIでは正常の血流による無信号(flow void)が消失し,閉塞静脈が信号輝度を示す.
●脳実質変化は還流障害による血管性浮腫であり,動脈支配域に一致しない梗塞性変化が特徴的である.出血,梗塞はしばしば両側性であり,左右対称性に見られることがある.
●血管造影は確定診断,側副血行路の把握に不可欠な検査である.
●多彩な画像所見をとり,診断に苦慮する場合が少なくない.
掲載誌情報