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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻8号

1994年08月発行

今月の主題 神経疾患の画像診断

出血性脳血管病変

脳出血におけるCTの意義

著者: 渡部恒也1

所属機関: 1埼玉医科大学放射線医学

ページ範囲:P.1642 - P.1645

文献概要

ポイント
●MR画像の発達した現在でも,CTは脳出血患者について最初に行われるべき画像検査である.
●MR画像での血腫の信号輝度の変化はヘモグロビンに含まれる鉄イオンの常磁性体効果を反映するが,CTでの血腫の画像コントラストはヘモグロビンの内部のグロビン蛋白のX線吸収度の変化に依存するのが特徴である.
●血腫の経時的な変化はこのグロビン蛋白の分解過程を見ているという点において,MR画像での血腫の経時的な変化とは異なることを理解しておくべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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