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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻8号

1994年08月発行

文献概要

今月の主題 神経疾患の画像診断 出血性脳血管病変

高血圧性脳内出血とその鑑別診断

著者: 小川敏英1 奥寺利男1 上村和夫1

所属機関: 1秋田県立脳血管研究センター放射線科

ページ範囲:P.1647 - P.1651

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ポイント
●非外傷性脳内出血の大部分は高血圧性脳出血である.
●高血圧性脳出血のうち,被殼出血と視床出血で約70%を占める.
●皮質下出血の約50%は,非高血圧性脳出血である.
●限局性の中脳,延髄出血では,非高血圧性脳出血を考える.
●くも膜下出血を伴った非外傷性脳内出血では,動脈瘤破裂に注意する.
●若年者の皮質下出血で,血腫内にまだら状の低X線吸収陰影を認めたときには動静脈奇形を考える.
●心房細動を有する患者の基底核部出血では,出血性梗塞の可能性を考える.
●正常血圧高齢者の脳葉型脳出血では,amyloid angiopathyを考える.
●MRIは,血腫の原因疾患の診断に有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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