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今月の主題 神経疾患の画像診断 出血性脳血管病変
くも膜下出血—動脈瘤,動静脈奇形を含む
著者: 小川敏英1 奥寺利男1 上村和夫1
所属機関: 1秋田県立脳血管研究センター放射線科
ページ範囲:P.1652 - P.1655
文献購入ページに移動●急性期くも膜下出血の診断法の第一選択はCTである.
●亜急性期以後でも,しばしばCTはくも膜下出血の診断に役立つ.
●MRIは,CTに比較して亜急性期以後のくも膜下出血の診断に有用である.
●CT上の血腫の分布から,破裂脳動脈瘤の部位診断が可能である.
●単純CTで,時として血腫内に破裂脳動脈瘤が低X線吸収陰影として描出される.
●MRIでは,MR angiographyを含めることで,高率に破裂脳動脈瘤,動静脈奇形(AVM)の診断が可能である.
●AVMによる出血は,大部分が脳実質内であり,くも膜下出血はその近傍に比較的限局している.
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