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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻8号

1994年08月発行

文献概要

今月の主題 神経疾患の画像診断 感染・炎症性病変

脳膿瘍—MR所見を中心に

著者: 井田正博1 三井田和夫1 氏田万寿夫1 村上義敬1

所属機関: 1大田原赤十字病院放射線科

ページ範囲:P.1656 - P.1660

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ポイント
●脳膿瘍の診断にはCT,MRが有用である.施行可能なら情報量の多いMRを選択するが,CTのみでも診断可能である.脳膿瘍の診断に造影はMR,CTとも必須である.
●被膜はT1強調画像では等〜高信号を,T2強調画像では等〜低信号を呈する.Gd-DTPA造影T1強調画像で被膜は増強される.
●中心部壊死はT1強調画像で低信号,T2強調画像で高信号を呈する.
●膿瘍周囲白質の浮腫はT2強調画像で高信号を呈する.浮腫はしばしば膿瘍自体よりも大きくなり,mass effectを起こす.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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