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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻8号

1994年08月発行

今月の主題 神経疾患の画像診断

感染・炎症性病変

ウイルス性髄膜脳炎

著者: 柳町徳春1 儘田初穂1 那須政司1

所属機関: 1東海大学医学部放射線科1

ページ範囲:P.1662 - P.1665

文献概要

ポイント
●ウイルス性髄膜脳炎,特に単純ヘルペス脳炎の診断には,CT,MRI,SPECTが有用である.
●単純ヘルペス脳炎は,側頭葉や前頭葉下面の皮質を中心とする出血性壊死性脳炎を特徴とする.
●炎症を反映し,CTでは低吸収域が認められるが,病変の部位や大きさにより,病初期には異常所見が指摘できないことがある.
●MRIのT2強調画像では高信号像が認められ,病初期の診断や病変の拡がりの把握に非常に有用である.
●SPECTでは,炎症に伴う局所血流増加を反映し,高集積が認められる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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