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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻8号

1994年08月発行

文献概要

今月の主題 神経疾患の画像診断 白質病変—MRを中心に

血管性白質病変

著者: 岡本浩一郎1 伊藤寿介1 登木口進1

所属機関: 1新潟大学歯学部歯科放射線科

ページ範囲:P.1690 - P.1696

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ポイント
●血管性白質病変が認められる頻度は加齢に伴い増加し,高齢者の白質病変では最も頻度の高いものである.高血圧との間に相関関係が認められるが,神経症状や痴呆などと無関係に認められる病変も加齢に伴い増加する.
●血管性白質病変は,高信号を示す病変として,MRIのT2強調像において最も鋭敏に検出される.
●脳室周囲病変で,斑状またはびまん性に認められるものはleukoaraiosisと呼ばれる.
●血管性白質病変は通常両側性である.病変が一側性でwatershed areaに広がって認められる場合には,内頸動脈や中大脳動脈の高度狭窄や閉塞を疑う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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