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今月の主題 神経疾患の画像診断 末梢性中枢神経障害
末梢性中枢神経障害
著者: 青木茂樹1 大久保敏之1 林直人1
所属機関: 1東京大学医学部放射線科
ページ範囲:P.1704 - P.1708
文献購入ページに移動●末梢性中枢神経障害として,主に脳神経の頭蓋内での障害にっいて述べるが,脳神経自体の病変としては神経鞘腫や神経膠腫(視神経),olfactory neuroblastoma(嗅神経),炎症,外傷など,脳神経を圧排する病変としては髄膜腫,炎症,動脈瘤などが挙げられる.
●画像診断法としては,MRIを中心として,骨変化に対してはCTで補う.
●脳神経が頭蓋から出る部位は,篩骨板,視神経管,上眼窩裂,正円孔,卵円孔,内耳道,頸静脈孔,舌下神経管で,それと病変との関係が鑑別に有用である.
●腫瘍,炎症性病変では造影,血管との関係ではMR angiographyの原画像が有用である.
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