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文献概要
今月の主題 神経疾患の画像診断 脊椎・脊髄疾患
脊椎・脊髄感染症
著者: 佐々木真理1 江原茂1
所属機関: 1岩手医科大学中央放射線部
ページ範囲:P.1721 - P.1724
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●化膿性脊椎炎では単純X線撮影にて終板の不明瞭化,椎間板腔の狭小化を認める.診断にはMR,骨シンチグラムが鋭敏である.腫瘍性病変との鑑別は画像所見から通常可能である.
●椎間板炎は通常小児にみられる感染症で,椎間板の緩徐なcollapseを特徴とする.
●結核性脊椎炎では周囲に大きな軟部組織腫瘤を形成する.化膿性脊椎炎との鑑別は進行の緩徐さに基づくが,時に難しい.
●硬膜外膿瘍の診断には矢状断MR画像が適している.ミエログラフィは原則として行うべきではない.
●化膿性脊椎炎では単純X線撮影にて終板の不明瞭化,椎間板腔の狭小化を認める.診断にはMR,骨シンチグラムが鋭敏である.腫瘍性病変との鑑別は画像所見から通常可能である.
●椎間板炎は通常小児にみられる感染症で,椎間板の緩徐なcollapseを特徴とする.
●結核性脊椎炎では周囲に大きな軟部組織腫瘤を形成する.化膿性脊椎炎との鑑別は進行の緩徐さに基づくが,時に難しい.
●硬膜外膿瘍の診断には矢状断MR画像が適している.ミエログラフィは原則として行うべきではない.
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