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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻8号

1994年08月発行

文献概要

今月の主題 神経疾患の画像診断 脊椎・脊髄疾患

血管病変

著者: 松本俊一1 水島明1 蓮尾金博1

所属機関: 1九州大学医学部放射線科学

ページ範囲:P.1726 - P.1730

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ポイント
●脊髄・脊椎の血管病変の画像診断は,MRIと血管造影が主役である.
●MRIでは,脊髄腫大・萎縮,硬膜内異常血管,出血や虚血による髄内の異常信号の有無に注意する必要があり,造影剤の使用も必要である.
●血管造影は,血管病変の最終診断法として重要であり,塞栓術による病変の治療も可能である.
●最も多い脊髄血管病変は血管奇形で,中高年者に好発する硬膜動静脈瘻と若年者に好発する脊髄動静脈奇形に大別される.
●硬膜動静脈瘻では脊髄腫大と脊髄増強により,脊髄腫瘍様のMR所見をとることがあり,注意を要する.
●前脊髄動脈閉塞による脊髄梗塞は,上位胸髄や胸腰椎移行部に多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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