文献詳細
文献概要
今月の主題 神経疾患の画像診断 外傷性病変
頭部外傷
著者: 加地辰美1
所属機関: 1防衛医科大学校放射線医学
ページ範囲:P.1741 - P.1745
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●頭蓋内病変の有無が頭部外傷の治療方針の決定に影響を及ぼす.したがって,頭蓋内病変を描出できない単純X線写真に比べCTの重要度が高い.特に手術を行うかどうかの判断にCTは欠かせない.
●MRIは所見の描出能では優れているが,急性期の重傷頭部外傷例にはCTで十分である。
●しかし,CT所見と患者の症状が一致しない例や,中頭蓋窩,後頭蓋窩に病変のある症例ではMRIが有効である.
●頭蓋内病変の有無が頭部外傷の治療方針の決定に影響を及ぼす.したがって,頭蓋内病変を描出できない単純X線写真に比べCTの重要度が高い.特に手術を行うかどうかの判断にCTは欠かせない.
●MRIは所見の描出能では優れているが,急性期の重傷頭部外傷例にはCTで十分である。
●しかし,CT所見と患者の症状が一致しない例や,中頭蓋窩,後頭蓋窩に病変のある症例ではMRIが有効である.
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