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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻8号

1994年08月発行

文献概要

今月の主題 神経疾患の画像診断 画像診断で注目されている神経疾患と病態

眼球運動障害におけるMRIの有用性—脳幹病変について

著者: 徳丸阿耶1 大内敏宏1 久留裕1

所属機関: 1亀田総合病院放射線科

ページ範囲:P.1757 - P.1760

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ポイント
●眼球運動の円滑な発現には,大脳,小脳,脳幹など非常に多くの部位が複雑に関与する.
●本稿で述べるのは,脳幹病変による眼球運動障害をMRIで解析する上での基礎知識である.脳幹では,眼球運動に携わる主要神経構造は背側傍正中部にあり,中脳,橋,延髄にかけ上下に長く存在する.
●骨のアーチファクトがなく,かつ多様な戴断面が得られるMRIは脳幹の病巣描出,ひいては眼球運動障害の原因病巣描出に優れる.
●眼球運動障害例では,脳幹の神経解剖をより正確に反映する截断面の選択が必要となる.それは脳幹の軸に平行,あるいは垂直となる截断面である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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