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薬を正しく使うためのDrug Information—副作用について・8
高脂血症治療薬による横紋筋融解症
著者: 中村治雄1
所属機関: 1防衛医科大学校第1内科
ページ範囲:P.1806 - P.1807
文献購入ページに移動高脂血症治療薬の種類と副作用
血清コレステロールが220mg/dl以上,あるいは低比重リポ蛋白(LDL)コレステロールが150mg/dl以上の例には,プラバスタチン(メバロチン®),シンバスタチン(リポバス®),プロブコール(ロレルコ®,シンレスタール®),コレスチラミン(クエステラン®)などが用いられる.トリグリセライドが150mg/dl以上で,HDL(高比重リポ蛋白)コレステロールが40mg/dl以下であるときには,クロフィブラート系薬物(ベザトール®,リポクリン®),ニコチン酸系薬物(ニコモール®,ペリシット®,ユベラニコチネート®)などが用いられる.
これらの薬物の副作用として多いのは,自覚的には胃陽障害,頭痛,風邪気味様症状,他覚的にはSGOT,SGPT,LDH,CPKなどの上昇があり,頻度は少ないが,問題となりやすいのは脱力,筋肉痛,筋炎,横紋筋融解症などである.
血清コレステロールが220mg/dl以上,あるいは低比重リポ蛋白(LDL)コレステロールが150mg/dl以上の例には,プラバスタチン(メバロチン®),シンバスタチン(リポバス®),プロブコール(ロレルコ®,シンレスタール®),コレスチラミン(クエステラン®)などが用いられる.トリグリセライドが150mg/dl以上で,HDL(高比重リポ蛋白)コレステロールが40mg/dl以下であるときには,クロフィブラート系薬物(ベザトール®,リポクリン®),ニコチン酸系薬物(ニコモール®,ペリシット®,ユベラニコチネート®)などが用いられる.
これらの薬物の副作用として多いのは,自覚的には胃陽障害,頭痛,風邪気味様症状,他覚的にはSGOT,SGPT,LDH,CPKなどの上昇があり,頻度は少ないが,問題となりやすいのは脱力,筋肉痛,筋炎,横紋筋融解症などである.
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