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文献詳細

雑誌文献

medicina31巻9号

1994年09月発行

文献概要

今月の主題 水電解質・酸塩基平衡の調節とその異常 酸塩基平衡とその異常

血液ガス分析結果の見方・考え方

著者: 吉原史樹1 木村玄次郎1

所属機関: 1国立循環器病センター内科(高血圧腎臓部門)

ページ範囲:P.1919 - P.1921

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ポイント
●pHは塩基と酸の比によって決定される.いずれか一方の値によって決まるものではない.
●重炭酸緩衝系によって表現すると,pHは代謝性因子を反映する塩基[HCO3]と呼吸性因子を反映する酸Pco2の比によって決定されるため,酸塩基平衡異常の病態を分析するのに有用である.
●酸塩基平衡異常では,pHを正常化するために,呼吸性および代謝性(主として腎)の代償反応が出現する.
●混合性酸塩基平衡異常とは,酸塩基平衡異常を起こす基礎疾患を2種類以上合併する場合である.この病態を正しく理解するためには,酸塩基平衡異常に対する代償反応を定量的に理解する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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