文献詳細
今月の主題 水電解質・酸塩基平衡の調節とその異常
酸塩基平衡とその異常
文献概要
ポイント
●代謝性アルカローシスの発現と持続に関しては循環血液量の低下が重要な因子である.
●H+とK+は酸塩基平衡において密接な関係にあり,主に細胞内緩衝により,低K血症⇔アルカローシス,高K血症⇔アシドーシスの関係を呈する.ただし,慢性期のアシドーシスでは体内のK+含量は減少する.
●アルカローシスでは蛋白結合型のCaが増加し,逆にイオン化Caが減少する.
●原発性副甲状腺機能亢進症では代謝性アシドーシス,一方,悪性腫瘍に合併する体液性高Ca血症では逆に代謝性アルカローシスを呈する.
●代謝性アシドーシスの病態解明には陰イオンギャップの測定が有用である.
●代謝性アルカローシスの発現と持続に関しては循環血液量の低下が重要な因子である.
●H+とK+は酸塩基平衡において密接な関係にあり,主に細胞内緩衝により,低K血症⇔アルカローシス,高K血症⇔アシドーシスの関係を呈する.ただし,慢性期のアシドーシスでは体内のK+含量は減少する.
●アルカローシスでは蛋白結合型のCaが増加し,逆にイオン化Caが減少する.
●原発性副甲状腺機能亢進症では代謝性アシドーシス,一方,悪性腫瘍に合併する体液性高Ca血症では逆に代謝性アルカローシスを呈する.
●代謝性アシドーシスの病態解明には陰イオンギャップの測定が有用である.
掲載誌情報