文献詳細
文献概要
今月の主題 水電解質・酸塩基平衡の調節とその異常 疾患と水電解質・酸塩基平衡の異常
心疾患にみられる水電解質・酸塩基平衡の異常
著者: 中村正1 松信精一1 飯野靖彦1
所属機関: 1日本医科大学第2内科
ページ範囲:P.1932 - P.1933
文献購入ページに移動●心疾患における水電解質・酸塩基平衡異常は,うっ血性心不全において特に重要となる.
●うっ血性心不全では種々の代償機構が働き,その結果として水・Naの体内貯留をきたしやすく,低Na血症を起こしやすい.
●Na制限が心不全での治療の原則となる.
●利尿薬投与時には種々の電解質異常に注意する.
●酸塩基平衡異常は病状や治療内容でさまざまな型を呈しうるが,心不全に対する通常の治療が第一義となる.
掲載誌情報