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今月の主題 水電解質・酸塩基平衡の調節とその異常 疾患と水電解質・酸塩基平衡の異常
非ステロイド系抗炎症薬による水電解質代謝異常
著者: 長谷川尚1 荒川正昭1
所属機関: 1新潟大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1944 - P.1945
文献購入ページに移動●非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)は広く使用される薬剤であり,アラキドン酸カスケードにおいてシクロオキシゲナーゼを阻止し,プロスタグランジン(PG)の生成を抑制することにより,抗炎症効果を発揮する.
●PG生成抑制の結果,腎機能障害,電解質異常,高血圧の増悪などの副作用が起こり得る.
●高齢者,脱水状態,腎機能障害者,糖尿病患者などでは,副作用が発現しやすく,その使用にあたっては十分な注意が必要である.
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