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文献概要
今月の主題 水電解質・酸塩基平衡の調節とその異常 特殊な病態に関する話題
本態性高Na血症の病態生理
著者: 木野内喬1
所属機関: 1帝京大学医学部第3内科(市原病院)
ページ範囲:P.1952 - P.1954
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●本態性高Na血症は,口渇と脱水がなく,水分の補給によっては是正されない,慢性に経過する比較的無症候性の高Na血症で,視床下部の器質的な病変による浸透圧調節系の異常が原因で発症する.
●本症の浸透圧調節系の障害の主体は,浸透圧受容体の調節目標値の高値への再設定(re-set),もしくは浸透圧受容体の感受性の低下による渇障害とADH分泌不全である.
●本態性高Na血症は,口渇と脱水がなく,水分の補給によっては是正されない,慢性に経過する比較的無症候性の高Na血症で,視床下部の器質的な病変による浸透圧調節系の異常が原因で発症する.
●本症の浸透圧調節系の障害の主体は,浸透圧受容体の調節目標値の高値への再設定(re-set),もしくは浸透圧受容体の感受性の低下による渇障害とADH分泌不全である.
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