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文献概要
今月の主題 消化器疾患の画像診断 基本的な画像診断—適応と限界
小腸二重造影法
著者: 小林茂雄1
所属機関: 1帝京大学市原病院放射線科
ページ範囲:P.31 - P.36
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●小腸X線検査の主な目的は,器質的疾患の診断である.腫瘍性病変は形態および表面性状で診断し,炎症性疾患は潰瘍の形および分布を描出し診断する.
●二重造影法の利点は,①一度の検査で圧迫像と二重造影像が撮影できる,②腸管の伸展と蠕動消失によって,偽陽性像が消失し,存在診断が容易である,③粘膜面の微細な変化を表現でき,小さな病変の診断まで可能である,といった点である.
●小腸X線検査の主な目的は,器質的疾患の診断である.腫瘍性病変は形態および表面性状で診断し,炎症性疾患は潰瘍の形および分布を描出し診断する.
●二重造影法の利点は,①一度の検査で圧迫像と二重造影像が撮影できる,②腸管の伸展と蠕動消失によって,偽陽性像が消失し,存在診断が容易である,③粘膜面の微細な変化を表現でき,小さな病変の診断まで可能である,といった点である.
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