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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻1号

1995年01月発行

今月の主題 消化器疾患の画像診断

画像診断の応用—現況と将来

超音波内視鏡検査—大腸

著者: 趙栄済1 芦原亨1 中島正継1

所属機関: 1京都第二赤十字病院消化器科

ページ範囲:P.106 - P.113

文献概要

ポイント
●正常大腸壁は内視鏡的超音波検査(EUS)では5層構造として描出され,第1層および第2層が粘膜層に,第3層が粘膜下層に,第4層が固有筋層に,第5層が漿膜下層および漿膜(あるいは外膜)に対応している.
●EUSでは癌は低エコー腫瘤像として描出され,層構造の温存あるいは破壊の所見によって深達度を診断する.
●EUSによって粘膜下腫瘍は発生母地と局在が判定でき,内視鏡所見との総合判定によって質的診断もほぼ可能になる.
●EUSによって炎症性腸疾患の層構造への影響が判定できるため,炎症の病態診断法として有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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