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文献概要
今月の主題 消化器疾患の画像診断 画像診断の応用—現況と将来
超音波内視鏡検査—大腸
著者: 趙栄済1 芦原亨1 中島正継1
所属機関: 1京都第二赤十字病院消化器科
ページ範囲:P.106 - P.113
文献購入ページに移動●正常大腸壁は内視鏡的超音波検査(EUS)では5層構造として描出され,第1層および第2層が粘膜層に,第3層が粘膜下層に,第4層が固有筋層に,第5層が漿膜下層および漿膜(あるいは外膜)に対応している.
●EUSでは癌は低エコー腫瘤像として描出され,層構造の温存あるいは破壊の所見によって深達度を診断する.
●EUSによって粘膜下腫瘍は発生母地と局在が判定でき,内視鏡所見との総合判定によって質的診断もほぼ可能になる.
●EUSによって炎症性腸疾患の層構造への影響が判定できるため,炎症の病態診断法として有用である.
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