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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻1号

1995年01月発行

文献概要

アメリカ・ブラウン大学医学部在学日記・5

担当医として患者のケアから退院までを受け持つ内科実習

著者: 赤津晴子1

所属機関: 1スタンフォード大学病院内科

ページ範囲:P.204 - P.207

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患者のケアはチーム制で当たる
 アメリカの病棟での患者のケアは,内科,小児科などの診療科を問わず,大学病院ではチーム制である.チーム構成は一般的に2年目以上の研修医1人,1年目の研修医2人,準研修医として医学部4年生が1人,および医学部3年生が1人,というのがごく一般的である.病院のベッド数,また診療科の大きさによっても異なるが,例えば100床の内科であれば4つの内科チームといったところが平均的であろうか.そして,4チームであれば,各チーム交替で4日に一度当直を受け持つ.その日の当直チームは,その日中および夜間に入院してくるすべての患者の担当医となり,その患者が退院するまで診断,治療にあたる.また当直でないチームは,自身のチームの患者のケアを夕方,その日の当直チームに申し送りをし,あとはまかせて自分達は呼び出しベルのスイッチを切って病院をあとにする.したがって,当直チームは他のチームが帰ったあとは,内科100床であれば,その100人の患者のケアのすべての責任を担うこととなる.その他に,その晩新しく運び込まれてくる患者の診断および処置に飛び回ることとなるので,一睡もできない晩も珍しくない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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