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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻10号

1995年10月発行

文献概要

今月の主題 見えてきた腎疾患 全身性疾患および他臓器疾患に伴う腎病変

肝疾患に伴う腎病変

著者: 木村正人1 菱田明2

所属機関: 1静岡県立大学短期大学部 2浜松医科大学第1内科

ページ範囲:P.1963 - P.1965

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ポイント
●肝腎症候群(HRS)は進行性肝障害時に発症する原因不明の乏尿性腎不全であり,糸球体濾過値が低下する原因は腎皮質部血管の機能性収縮による虚血と考えられる.
●全身の動脈性拡張による血管容積のunderfillingが腎血管の収縮と密接に関連しているが,血管の拡張,収縮に働いているメディエーターはなお不明である.
●慢性ウイルス肝炎時に合併する腎炎はウイルス抗原を含む免疫複合体の糸球体沈着と関連し,種々の組織型をとる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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