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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻10号

1995年10月発行

文献概要

今月の主題 見えてきた腎疾患 急性腎不全診療の進歩

薬物性腎障害

著者: 石田尚志1 池田智之1 竹内利夫1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学第1内科

ページ範囲:P.1985 - P.1987

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ポイント
●急性腎不全を起こす薬物としては抗生剤,抗腫瘍薬,NSAID,造影剤などが特に問題である.
●抗生剤としてはアミノグリコシド,セフェム系が,抗腫瘍薬としてはシスプラチンである.
●ホスト側の問題として,まず細胞外液量低下がどの薬剤の場合でも危険因子となる.その他,年齢や既存の腎疾患が重要である.また多剤投与の際,単独投与よりも危険性が増す可能性がある.
●臨床的手がかりは血清クレアチニンの上昇である.尿量については非乏尿性のことが少なくないことに注意する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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