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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻10号

1995年10月発行

文献概要

今月の主題 見えてきた腎疾患 慢性腎不全診療の進歩

慢性腎不全の進行機序と保存期のマネージメント

著者: 要伸也1

所属機関: 1東京大学医学部第4内科(分院)

ページ範囲:P.1989 - P.1993

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ポイント
●慢性腎不全の末期には原疾患にかかわらず,糸球体硬化がみられる.
●糸球体過剰濾過説の重要な決定因子は,おそらく糸球体高血圧である.
●糸球体硬化の形成過程にアンジオテンシンIIやTGF-β,PDGFなどの増殖因子の関与が推定されている.
●間質の線維化は腎不全の程度ともよく相関し,最近,間質性病変の役割が見直されている.
●慢性腎不全の保存期には,原疾患の治療,増悪因子の除去,体液・内分泌異常の是正のほか,腎不全の進行因子に対する配慮も必要である.
●低蛋白食とACE阻害薬は,慢性腎不全の進行抑制に有効との報告が多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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