文献詳細
文献概要
今月の主題 見えてきた腎疾患 病態の解明されつつある腎関連疾患
Alport症候群
著者: 𠮷川徳茂1
所属機関: 1神戸大学医学部小児科
ページ範囲:P.2017 - P.2019
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●Alport症候群の90%は伴性優性遺伝するが,常染色体遺伝を示す家系も報告されている。
●Alport症候群の電子顕微鏡所見は特異的で,糸球体基底膜は不規則に肥厚し,網目状の所見を呈する.
●糸球体基底膜のIV型コラーゲンはα1〜5鎖で構成され,伴性優性遺伝のAlport症候群はα5鎖遺伝子の異常,常染色体劣性Alport症候群はα3,4鎖遺伝子の異常により起こると考えられている.
●Alport症候群の90%は伴性優性遺伝するが,常染色体遺伝を示す家系も報告されている。
●Alport症候群の電子顕微鏡所見は特異的で,糸球体基底膜は不規則に肥厚し,網目状の所見を呈する.
●糸球体基底膜のIV型コラーゲンはα1〜5鎖で構成され,伴性優性遺伝のAlport症候群はα5鎖遺伝子の異常,常染色体劣性Alport症候群はα3,4鎖遺伝子の異常により起こると考えられている.
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