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今月の主題 見えてきた腎疾患 病態の解明されつつある腎関連疾患
Bartter症候群とLiddle症候群
著者: 濱口明彦1 吉田裕明1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学内科学講座第2
ページ範囲:P.2023 - P.2025
文献購入ページに移動●Bartter症候群は低カリウム(K)血症,代謝性アルカローシス,正常血圧,腎臓の傍糸球体装置の過形成を示す症候群である.
●Bartter症候群は外因性のアンギオテンシンに対する昇圧反応の低下を示し,多くの場合,高レニン高アルドステロン血症が見られる.
●Liddle症候群は低K血症,代謝性アルカローシス,高血圧,低レニン低アルドステロン血症を呈する遺伝性疾患である.
●最近では尿細管上皮細胞にあるNaチャンネルβサブユニットの遺伝子異常がLiddle症候群の病因として挙げられている.
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