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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻10号

1995年10月発行

今月の主題 見えてきた腎疾患

病態の解明されつつある腎関連疾患

Bartter症候群とLiddle症候群

著者: 濱口明彦1 吉田裕明1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学内科学講座第2

ページ範囲:P.2023 - P.2025

文献概要

ポイント
●Bartter症候群は低カリウム(K)血症,代謝性アルカローシス,正常血圧,腎臓の傍糸球体装置の過形成を示す症候群である.
●Bartter症候群は外因性のアンギオテンシンに対する昇圧反応の低下を示し,多くの場合,高レニン高アルドステロン血症が見られる.
●Liddle症候群は低K血症,代謝性アルカローシス,高血圧,低レニン低アルドステロン血症を呈する遺伝性疾患である.
●最近では尿細管上皮細胞にあるNaチャンネルβサブユニットの遺伝子異常がLiddle症候群の病因として挙げられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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