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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻10号

1995年10月発行

文献概要

今月の主題 見えてきた腎疾患 病態の解明されつつある腎関連疾患

透析アミロイドーシス

著者: 宮田敏男1

所属機関: 1名古屋大学医学部分院内科

ページ範囲:P.2027 - P.2029

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ポイント
●長期透析患者の深刻な合併症である透析アミロイドーシスはβ2-ミクログロブリン(β2-M)を主成分とするアミロイドが骨・腱・滑膜を中心に沈着することにより生ずる.
●透析アミロイドーシスの病理所見として,長期沈着アミロイド周囲には単球やマクロファージの浸潤が認められる.
●沈着アミロイドに存在するβ2-Mの一部は,糖との非酵素的反応であるメイラード反応を受けadvanced glycation end products(AGEs)化している.
●AGEs化したβ2-Mは,単球やマクロファージ上に存在するAGEsレセプターに結合し,透析アミロイドーシスの発症につながる種々の病的反応を引き起こす.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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