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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻10号

1995年10月発行

文献概要

グラフ 検査・診断のためのCurrent Technology—原理と臨床的意義・10

トランスジェニックマウス/ノックアウトマウス

著者: 近藤玄1 李勤2

所属機関: 1大阪大学遺伝情報実験施設 2大阪大学微生物病研究所

ページ範囲:P.2079 - P.2083

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トランスジェニックマウス(transgenic mouse)
外来遺伝子をマイクロインジェクション法によりマウス受精卵に注入すると,受精卵が発生するにつれ,その注入した遺伝子は染色体上に組み込まれ,その結果,導入遺伝子を体内の全細胞に持つマウスが誕生する.このようにして作製されたマウスをトランスジェニックマウス(Tgマウス)という.さらに,このようなマウスでは生殖細胞系列(germ line)を通して,その外来遺伝子を子孫へ伝達することができ,トランスジェニックマウス系統として維持される.これらのマウスを用いることにより,ある特定の遺伝子の機能を生体レベルで解析することが可能となった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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