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文献概要
今月の主題 脳卒中 臨床病型:発生機序と急性期病態
ラクナ梗塞
著者: 早川功1
所属機関: 1川崎市立井田病院神経内科
ページ範囲:P.2166 - P.2168
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●ラクナ梗塞は,画像診断で急性期の神経所見と合致する15mm以下の小梗塞であり,予後はおおむね良好である.
●発症機序として,細小動脈硬化による脳血栓症が多いが,20〜30%に心原性やアテローム血栓性脳梗塞に分類される血管内動脈硬化病巣由来のartery to artery embolismが含まれているので,病型鑑別診断は治療方針を決めるため重要である.
●危険因子の治療が主体となり,現時点では抗血小板剤投与の有効性は,急性期や再発予防を含め結論が出ていない.
●ラクナ梗塞は,画像診断で急性期の神経所見と合致する15mm以下の小梗塞であり,予後はおおむね良好である.
●発症機序として,細小動脈硬化による脳血栓症が多いが,20〜30%に心原性やアテローム血栓性脳梗塞に分類される血管内動脈硬化病巣由来のartery to artery embolismが含まれているので,病型鑑別診断は治療方針を決めるため重要である.
●危険因子の治療が主体となり,現時点では抗血小板剤投与の有効性は,急性期や再発予防を含め結論が出ていない.
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