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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻11号

1995年11月発行

文献概要

今月の主題 脳卒中 脳卒中急性期の診断技術

脳梗塞の臨床症候—テント上

著者: 脇田英明1 冨本秀和1 秋口一郎1

所属機関: 1京都大学医学部神経内科

ページ範囲:P.2182 - P.2184

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ポイント
●脳梗塞の臨床症候は,血管症候群としてとらえることが重要である.
●内頸動脈閉塞症は,無症候の例から高度の意識障害から死亡に至る重症例まで,多様な臨床症候を呈するが,中大脳動脈領域の梗塞が最も多い.一般に閉塞が急に起これば梗塞は大となり,症候は重症となる.
●前大脳動脈閉塞症では,運動・感覚障害,離断症候群,言語障害,自律神経障害,前頭葉症候群が認められる.
●中大脳動脈閉塞症では,反対側の片麻痺,感覚障害が出現し,優位半球の障害では失語症を認める.
●後大脳動脈閉塞症では,視床症候群,中脳症候群,後頭葉症候,側頭葉症候を呈する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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