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文献概要
今月の主題 脳卒中 脳卒中急性期の診断技術
脳出血の臨床症候
著者: 北井則夫1
所属機関: 1北里大学医学部内科
ページ範囲:P.2188 - P.2189
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●脳出血の臨床症候の特徴は,日中活動時に発症することが多い.しばしば頭痛・悪心・嘔吐を伴い,片麻痺などの脳局所徴候が急速に進行し数時間以内に完成する.また,意識障害をきたしたり,発症時に高血圧を示すこともある.
●脳出血の部位診断のポイントは眼症状であり,被殻出血では血腫側へ向かう眼球共同偏倚,視床出血では下方眼球共同偏筒(鼻先凝視)とHorner症候群,橋出血ではpinpointpupilsとocular bobbing,小脳出血では血腫と反対側への眼球共同偏倚を呈する.
●脳出血の臨床症候の特徴は,日中活動時に発症することが多い.しばしば頭痛・悪心・嘔吐を伴い,片麻痺などの脳局所徴候が急速に進行し数時間以内に完成する.また,意識障害をきたしたり,発症時に高血圧を示すこともある.
●脳出血の部位診断のポイントは眼症状であり,被殻出血では血腫側へ向かう眼球共同偏倚,視床出血では下方眼球共同偏筒(鼻先凝視)とHorner症候群,橋出血ではpinpointpupilsとocular bobbing,小脳出血では血腫と反対側への眼球共同偏倚を呈する.
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