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文献概要
今月の主題 脳卒中 脳卒中急性期の治療
脳卒中急性期治療の基本方針
著者: 篠原幸人1
所属機関: 1東海大学医学部神経内科
ページ範囲:P.2217 - P.2219
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●適切な超早期治療(発症後4〜6時間以内)により,脳卒中の死亡率を減少させ,後遺症を軽減させることが可能である.
●脳卒中は脳出血であれ脳梗塞であれ,その本態は脳循環障害であるので,その病態の理解が治療を考えるうえで必要である.
●発症後4〜6時間以内の脳卒中に対する対処法と治療法の総論をABC順に説明する.
●薬物療法としては脳卒中一般に抗脳浮腫薬が使用されるが,さらに脳出血には高血圧対策,脳血栓症にはトロンボキサン合成酵素阻害薬,脳塞栓症には線溶療法および塞栓源の発見と抗凝血薬による再発予防,脳動脈瘤破綻によるくも膜下出血には脳外科的治療が治療のポイントとなる.
●適切な超早期治療(発症後4〜6時間以内)により,脳卒中の死亡率を減少させ,後遺症を軽減させることが可能である.
●脳卒中は脳出血であれ脳梗塞であれ,その本態は脳循環障害であるので,その病態の理解が治療を考えるうえで必要である.
●発症後4〜6時間以内の脳卒中に対する対処法と治療法の総論をABC順に説明する.
●薬物療法としては脳卒中一般に抗脳浮腫薬が使用されるが,さらに脳出血には高血圧対策,脳血栓症にはトロンボキサン合成酵素阻害薬,脳塞栓症には線溶療法および塞栓源の発見と抗凝血薬による再発予防,脳動脈瘤破綻によるくも膜下出血には脳外科的治療が治療のポイントとなる.
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