icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina32巻11号

1995年11月発行

文献概要

今月の主題 脳卒中 脳卒中急性期の治療

脳卒中急性期治療の基本方針

著者: 篠原幸人1

所属機関: 1東海大学医学部神経内科

ページ範囲:P.2217 - P.2219

文献購入ページに移動
ポイント
●適切な超早期治療(発症後4〜6時間以内)により,脳卒中の死亡率を減少させ,後遺症を軽減させることが可能である.
●脳卒中は脳出血であれ脳梗塞であれ,その本態は脳循環障害であるので,その病態の理解が治療を考えるうえで必要である.
●発症後4〜6時間以内の脳卒中に対する対処法と治療法の総論をABC順に説明する.
●薬物療法としては脳卒中一般に抗脳浮腫薬が使用されるが,さらに脳出血には高血圧対策,脳血栓症にはトロンボキサン合成酵素阻害薬,脳塞栓症には線溶療法および塞栓源の発見と抗凝血薬による再発予防,脳動脈瘤破綻によるくも膜下出血には脳外科的治療が治療のポイントとなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?