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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻11号

1995年11月発行

文献概要

今月の主題 脳卒中 脳卒中急性期の治療

血圧管理

著者: 井林雪郎1

所属機関: 1九州大学医学部第2内科

ページ範囲:P.2223 - P.2225

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ポイント
●脳卒中急性期にみられる反応性の血圧上昇は原則として降圧しない.
●虚血周辺部の血流維持という点では,むしろ急激な血圧下降は避け,数日ないし1週間で自然に下降するのを待つのが最善の策である.
●例外的に降圧する場合でも,発症後平均血圧の80〜90%程度に保つようにする.脳梗塞では脳出血よりやや高めに維持する.
●使用する降圧薬としては脳血管,脳血流に悪影響の少ないもの(Ca拮抗薬,アンギオテンシン変換酵素阻害薬など)を選択したい.
●降圧は原則として発症1カ月以降に開始し,数カ月以上の期間をかけて緩徐に行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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