icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina32巻11号

1995年11月発行

文献概要

今月の主題 脳卒中 脳卒中急性期の診断・治療の新展開

脳梗塞の成因に関する話題・2—抗リン脂質抗体と脳卒中

著者: 北川泰久1

所属機関: 1東海大学大磯病院神経内科

ページ範囲:P.2244 - P.2246

文献購入ページに移動
ポイント
●抗リン脂質抗体のうち血栓症との関連が明らかにされているのはlupus anticoagulantと抗カルジオリピン抗体である.
●抗カルジオリピン抗体はELISA法によるほか,β2-glycoprotein Iの測定も行う.
●本抗体陽性でみられる動脈系の血栓症は脳梗塞が最も多い.
●本抗体陽性脳梗塞は若年発症が多く,病変は多発性で,再発が多く,予後不良のことが多い.
●抗カルジオリピン抗体は脳梗塞の独立したリスクファクター,再発のマーカーとなりうる可能性がある.
●血栓発症のメカニズムはまだ定説がなく,治療法もまだ確立されていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら