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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻11号

1995年11月発行

文献概要

今月の主題 脳卒中 脳卒中急性期の診断・治療の新展開

脳卒中急性期の新しい診断技術—diffusion MRIを中心に

著者: 長谷川泰弘1

所属機関: 1国立循環器病センター研究所病因部脳血管障害研究室

ページ範囲:P.2254 - P.2257

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ポイント
●diffusion MRIにより,虚血性脳血管障害超急性期に(動物実験では発症数分後から),脳虚血病巣を高信号域として検出することができる.
●この変化は,脳エネルギー代謝障害による細胞外から内への水の移動(cytotoxicedema)を主に反映すると推定されている.
●これまで困難であった虚血性ペナンブラの評価,拡延性抑制(spreading depression)の画像化,脳温の評価など,超急性期の脳虚血病態解明にも有力な情報を与えるものと期待される.
●今後急速に普及し,脳梗塞超急性期の病巣診断,超急性期治療の客観的評価に威力を発揮するものと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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