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文献詳細

雑誌文献

medicina32巻11号

1995年11月発行

今月の主題 脳卒中

脳卒中の再発予防のトピックス

低用量抗凝血薬療法は有効か—心原性脳塞栓症の再発予防

著者: 森安秀樹1

所属機関: 1国立循環器病センター内科脳血管部門

ページ範囲:P.2270 - P.2272

文献概要

ポイント
●心原性脳塞栓症の基礎疾患としては,非弁膜症性心房細動(nonvalvular atrial fibrillation:NVAF)が最多である.
●抗凝血薬療法のモニタリングとして,プロトロンビン時間のInternational Normalized Ratio(INR)が必須である.
●NVAFによる塞栓症発症の一次予防には,低用量の抗凝血薬療法(INRで2.0未満)も有効である.
●NVAFによる塞栓症発症の再発(二次)予防における,低用量の抗凝血薬療法(INRで2.0未満)の有効性は確立されていない.
●現時点でのNVAFによる塞栓症発症の再発(二次)予防における推奨される治療域は,INRで2.0〜3.0である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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