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文献概要
今月の主題 脳卒中 脳卒中の再発予防のトピックス
どんな場合に頸動脈内膜剥離術を行うか
著者: 宇野昌明1 上田伸1
所属機関: 1徳島大学医学部脳神経外科
ページ範囲:P.2273 - P.2275
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●脳梗塞の再発を防ぐという目的からは,70%以上の頸動脈狭窄を示す症候性の頸動脈狭窄症に対しては頸動脈内膜剥離術(CEA)の適応がある.
●60%以上の頸動脈狭窄を示す無症候性の頸動脈狭窄症に対してもCEAの適応があるが,施設の手術成績のレベルが一定以上である必要がある.
●潰瘍を伴う頸動脈狭窄は塞栓源となりやすいため,CEAの適応となるものがある.
●70歳以上の高齢者に対しても,CEAの危険率は70歳未満の症例と比較して有意差はないが,心肺系の合併症を生じやすいので,慎重に行う必要がある.
●両側CEA症例は慎重かつ高度な技術が必要である.
●CEA症例は冠動脈狭窄を高率に伴うため,患者管理上厳重な注意が必要である.
●脳梗塞の再発を防ぐという目的からは,70%以上の頸動脈狭窄を示す症候性の頸動脈狭窄症に対しては頸動脈内膜剥離術(CEA)の適応がある.
●60%以上の頸動脈狭窄を示す無症候性の頸動脈狭窄症に対してもCEAの適応があるが,施設の手術成績のレベルが一定以上である必要がある.
●潰瘍を伴う頸動脈狭窄は塞栓源となりやすいため,CEAの適応となるものがある.
●70歳以上の高齢者に対しても,CEAの危険率は70歳未満の症例と比較して有意差はないが,心肺系の合併症を生じやすいので,慎重に行う必要がある.
●両側CEA症例は慎重かつ高度な技術が必要である.
●CEA症例は冠動脈狭窄を高率に伴うため,患者管理上厳重な注意が必要である.
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